« Santana『Inner Secrets』 1978 | トップページ | 『AirPlay』(ロマンチック) 1980 »

2021年8月11日 (水)

The Brothers Johnson『Light Up the Night』&『Winners』 1980 & 1981

「ブラジョン」って知ってる? 僕達の大学時代は1980年前後。ジャズのトレンドはフュージョン・ジャズ。ディスコはブームを過ぎて定着し、R&Bはブラック・コンテンポラリーと呼ばれた。

フュージョン・ジャズの中でも、ファンクネスをがっつり効かせエレ・ジャズな演奏は「ファンク・フュージョン」と呼んだ。ジャジーな側面よりもファンクネスな側面を重視する場合は「ブラコン(ブラック・コンテンポラリーの省略形)」と呼んで区別した。特に、1980年前後はこの「ブラコン」が大ブームになった時期でもある。

ブラコンなフュージョン・ジャズを思い返して見た時に真っ先に思い出すバンドがある。The Brothers Johnson(ブラザース・ジョンソン、略して「ブラジョン」)。僕達は、1980年から81年にかけて、この「ブラジョン」のアルバムをガンガンに聴いていた。

そんな「ブラジョン」とは何か。ブラザーズ・ジョンソンは、文字どおりジョージ、レオンのジョンソン兄弟2人組。ブラコン・ディスコの代表的バンド。「Stomp」という大ヒット曲を引っさげ、1980年〜81年にかけて、ブラコンの世界を席巻した。

そんなブラジョンの、当時、聴きまくったアルバムが2枚。The Brothers Johnson『Light Up the Night』(写真左)そして『Winners』(写真右)。『Light Up the Night』は1980年のリリース、『Winners』は1981年のリリース。大ヒット曲「Stomp」は『Light Up the Night』の冒頭に収録されている。
 

Brothers_johnson_albums

 
演奏自体が実にハイテクニックでエモーショナル。リズム&ビートがしっかりと安定していて揺るぎなく、その上を流麗でファンキーなエレギとチョッパーでバッチバチ叩きまくりのベース。ソフト&メロウなボーカル。

音を聴いていると思わず、クインシー・ジョーンズを彷彿とさせるのだが、それもそのはず、ブラジョンはクインシー軍団の一員なんですね。クインシー御大の音は意外と「尖って」いて、アーティスティックな雰囲気が見え隠れするのだが、ブラジョンはとっても「ポップ」で、エンタテインメントがっつり、って感じ。

どちらもアルバムもAORな要素もふんだんに入っていて聴き易い。大学時代は、行きつけの喫茶店で、はたまた古墳調査の往復の車の中で、このブラジョンの『Light Up the Night』そして『Winners』がヘビロテに鳴り響いていました。とにかく、どんなシチュエーションでも聴き易い、ポップでブラコンなフュージョン・ジャズでしたね。

今の耳にも十分に聴き応えのあるポップでブラコンなフュージョン・ジャズで、最近、久々に聴いたのですが、やっぱり良いですね。あの時代にリアルタイムに聴いたブラコン。思わず身体が「ディスコ」します(笑)。

最後に、ブラジョンのベーシスト、弟のルイス・ジョンソン(Louis Johnson)は、2015年5月21日に逝去しました。享年60歳。あまりに若すぎて、残念の極みです。あのチョッパーでバッチバチ叩きまくりのベースが懐かしい。合掌。
 
 
 

東日本大震災から10年5ヶ月。忘れてはならない。常に関与し続ける。がんばろう東北、がんばろう関東。自分の出来ることから、ずっと復興に協力し続ける。
 
Never_giveup_4
 
Twitterで、松和のマスターが呟く。名称「松和のマスター」でつぶやいております。ユーザー名は「v_matsuwa」。「@v_matsuwa」で検索して下さい。

★ コメント&TBは、全て「松和のマスター」が読んでから公開される仕組みです。表示されるまで少し時間がかかります(本業との兼ね合いで半日〜1日かかる時もあります・・・ごめんなさい)。公開されたくないご意見、ご感想はその旨を添えて送信してください。

« Santana『Inner Secrets』 1978 | トップページ | 『AirPlay』(ロマンチック) 1980 »

米国西海岸のAOR」カテゴリの記事

Brothers Johnson」カテゴリの記事

コメント

『Winners』で聴けるJeff Porcaroのドラムは神の領域。

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« Santana『Inner Secrets』 1978 | トップページ | 『AirPlay』(ロマンチック) 1980 »

2022年5月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        

リンク

  • 松和の「青春のかけら達」(バーチャル音楽喫茶『松和』別館)
    この「松和・別館」では、懐かしの「1970年代のJポップ」、いわゆるニューミュージック・フォーク盤の感想や思い出を率直に語ります。これまでの、ジャズ喫茶『松和』マスターのひとりごと・ブログの中で不定期に掲載した、70年代Jポップの記事を修正加筆して集約していきます。
  • まだまだロックキッズ(バーチャル音楽喫茶『松和』別館)
    この「松和・別館」では、懐かしの「1970年代のロック」盤の感想や思い出を率直に語ります。これまでの、ジャズ喫茶『松和』マスターのひとりごと・ブログの中で不定期に掲載した、70年代ロックの記事を修正加筆して集約していきます。
  • AORの風に吹かれて(バーチャル音楽喫茶『松和』別館)
    AORとは、Adult-Oriented Rockの略語。一言でいうと「大人向けのロック」。ロックがポップスやジャズ、ファンクなどさまざまな音楽と融合し、大人の鑑賞にも堪えうるクオリティの高いロックがAOR。これまでの、ジャズ喫茶『松和』マスターのひとりごと・ブログの中で不定期に掲載した、AORの記事を修正加筆して集約していきます。
  • ジャズ喫茶『松和』マスターのひとりごと・ブログ
    ジャズ喫茶『松和』は、ネットで実現した『仮想喫茶店』。マスターの大好きな「ジャズ」の話題をメインに音楽三昧な日々をどうぞ。このブログがメインブログです。