Led Zeppelin I (1969)
Led Zeppelin(レッド・ツェッペリン、以下ゼップと略す)は、僕の高校時代のNo.1アイドルだったグループ。高校1年の夏、映研の合宿で、かの名曲「Stairwat to Heaven」を先輩から聴かされて以来、現在に至るまで「ぞっこん」である。どこが良いか、って何から何まで良いのだ。マニアとはそんなもんだ。
ゼップは、ヤードバーズ最後のギタリスト、ジミー・ペイジが、当時、頭の中にあった次のステップへのアイディアを具現すべく、優秀な各パートのメンバーを揃え、満を持して結成された。
その結成に対する、当時のペイジの意気込みは凄い。さすが「凝り性で執念の人」ジミー・ペイジ。次なるバンド結成に向けて、新しい楽曲のテストを積み重ね、遂には、ゼップのメンバーにメンバーを入れ替えて、ニュー・ヤードバーズとして、新しい楽曲のリハーサルを重ねる入念さ。そんな経緯を経て結成されたバンドのポテンシャルは凄まじいものだった。
ゼップの音楽性はハードなものに留まらず、ブルースからフォーク、トラッド、ファンク、レゲエ、ソウル、カントリー、ロカビリー、インドや中近東系の音楽に影響を受けた多様なもの。ロックのどのジャンルにも属さない、唯一無二な音楽性が最大の魅力だった(便宜上、ハードロックの分類されることが多いけど・・・)。
まずは『Led Zeppelin Ⅰ』(写真)を聴き返したが、やっぱり良い。レッド・ツェッペリンって良い。とにかく、リフ一発、フレーズ一発、シャウト一発、ブレイク一発、ロックの基本中の基本がガッツリ詰まっていて、全編、あっという間に聴き終えてしまう。
とにかく「レッド・ツェッペリンⅠ」に収録された楽曲は全て、当時、絶対に売れる「売れ筋」を入念に分析し、その「売れ筋」の音的要素を全て詰め込んだ「用意周到さ」が素晴らしい。ロックンロールに必須な「印象的なリフとフレーズ」、当時絶対的人気を誇った「ブルース調」、そして、まだまだ根強い人気を維持していた「サイケディックな曲調」がしっかり詰まっている。
売れないはずないよな〜。でも、ゼップの素晴らしいところって、当時の「売れ筋」の全てを踏襲しているんだが、今の耳で聴いても、古さを感じないこと。どころか、新しい発見があったりするところ、これって、今でもイケるんじゃないの、と思わせる「音の普遍性、先進性」が素晴らしい。
今でも冒頭出だしの「Good times bad times」のイントロのリフを聴くだけでワクワクするし、「Dazed and confused」の怪しさに惚れ惚れし、「Communication breakdown」の疾走感にドキドキする。やっぱり、ゼップは、僕にとって、永遠の、最大の「ロック・スター」だということを再認識した次第です。
東日本大震災から9年1ヶ月。忘れてはならない。常に関与し続ける。がんばろう東北、がんばろう関東。自分の出来ることから、ずっと復興に協力し続ける。
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